ガソリンスタンドの店員(左)に啓発ポスターの掲示を依頼する参加者=島根県川本町川本
ガソリンスタンドの店員(左)に啓発ポスターの掲示を依頼する参加者=島根県川本町川本

 【川本】SNS型投資詐欺やロマンス詐欺の被害防止の広報活動が25日、島根県川本町内であった。川本署員や町内の防犯関係者が小売店や金融機関を回ってポスターを配り、協力を依頼した。

 ポスターはA2判で200枚作った。有名人をかたって架空の投資話を持ちかけたり、恋人や結婚相手になったかのように振る舞って電子マネーカードを要求したりする詐欺の手口を紹介している。

 活動には邑智郡地域安全推進員や同郡建設業防犯協力会員ら計14人が参加。ガソリンスタンドや商店、銀行を訪れ、客の目につきやすいドアや窓ガラスにポスターを貼ってもらった。

 地域安全推進指導員の堂面和正さん(75)は「何かおかしな電話があれば遠慮なく相談してほしい」と呼びかけた。

 SNS型投資詐欺とロマンス詐欺を合わせた今年の県内被害件数は19件2億6831万円(5月末現在)になっている。(佐伯学)