新年度が始まって2カ月が過ぎた6月中旬、全校児童171人が学ぶ大田市立久手小学校(大田市久手町)の職員室は事務員1人を残し、閑散としていた。

 本来は職員室に教員が2、3人いるが、慢性的な人員不足を背景に、全員が授業で出払う光景が日常になっている。同校は特別支援を含め計10学級。加配を含めた...