三角美術館絵画教室の生徒らの作品を鑑賞する来館者=松江市袖師町、島根県立美術館
三角美術館絵画教室の生徒らの作品を鑑賞する来館者=松江市袖師町、島根県立美術館

 松江市袖師町、島根県立美術館ギャラリーで、同市津田町の三角美術館絵画教室の生徒と講師の作品展「空想の森」が開かれている。生徒たちの自由な発想による版画や立体作品が来館者を楽しませている。8日まで。入場無料。

 絵画教室に通う小学生から70代の6人と、講師の版画家、足立順子さんと娘のSHOKOさん、照(てらす)さんの作品約60点を展示した。

 須山留実子さんの木版画「予測不可能な未来へ進む」は作者自身を干支(えと)の辰(たつ)に例えた作品。竜は鮮やかなピンクや紫で描かれ、丸みのあるラインで女性らしさを表現している。

 小学4年生の桑原しずくさんは、鳥をモチーフにした絵が中心。「黄いろい花の鳥」は黄色い帽子をかぶった青い鳥を粘土で表現した。いずれも自分の好きなものを自由な発想で創作した作品が並ぶ。

 安来市安来町、坂田佳菜子さん(38)は「斬新な発想の作品に引かれた」と感心していた。午前10時~午後6時(最終日は同5時まで)。

(林李奈)