5年生15人が5日、国語の単元「新聞記事を読み比べよう」の授業で、分かりやすく伝える記事や写真のポイントを学んだ。

 授業は書き手の意図を考えることに主眼を置き、山陰中央新報社大田支局の勝部浩文支局長から、新聞記者が心がけている工夫について話を聞いた。

 児童は、6月14日付の山陰中央新報に掲載された「ゆのつトレイルランニング」の記事を読み、何を伝えたかったのかを考え、発表し合った。勝部支局長から「地域の自然を生かしたコースを走るユニークさ」に着目したことや、コースを下見して海岸の岩場を撮影場所に決めたことを聞き、イベントの特徴を分かりやすく伝える写真の撮り方を学んだ。

 三原海斗さん(10) 取材相手や読者が喜んでくれることが記者の原動力になるんだと思った。これからは少しずつでも新聞を読みたい。

 山口芽生さん(10) 取材して記事を書き、新聞に載るまでに手間がかかっていることを初めて知った。新聞を読むときは、記者の工夫を意識したい。