松江市西川津町、島根大でこのほど、材料エネルギー学部の学生86人がボードゲームを使ってエネルギー問題を学んだ。
「カーボンニュートラル社会のための材料学」の講義で、学生は「エレクトロネーション」というボードゲームをした。ゲームでは参加学生が国家のエネルギー管理者となり、自国の必要な電力を確保し温室効果ガス排出量の制限を守りながら国を発展させる。材料やエネルギーが社会で期待される役割や課題についてゲームを通して学ぶ狙い。
講義は新井拓客員教授と古川敬客員教授が担当し、新井客員教授は「学部で学ぶ材料やエネルギーが、社会でどのような役割を持ち、問題となるのかを考える機会にしてほしい」と話した。
材料エネルギー学部材料エネルギー学科2年、日野原吏柊(りと)さん(20)は将来、エネルギー安全保障に関わりたいといい「資源に恵まれていない国や国際情勢を考える良い機会になった」と話した。(小豆沢颯太)