劇団1980(東京)の舞台「いちばん小さな町」が18~21日に出雲、松江、米子、鳥取の4市で上演される。小さな町の地元住民と、労働者としてやって来た日系ブラジル人が共生社会を築いていく人間ドラマを描く。
大企業の工場がひしめく北関東の小さな町が舞台。旅館の一人息子・和男は、急死した父の後を継ぐために帰郷した。町は入管難民法の改正で急激に日系ブラジル人の移住者が増えていた。住民との摩擦や対立が繰り返され、外国人との共生という課題に直面する。
ブラジル人の人口比率が高い群馬県大泉町をモデルに、俳優・劇作家の瀬戸口郁さんが書き下ろした。
公演は会員制で、鑑賞には各演劇鑑賞団体への入会が必要。
公演日程と会場、入会金、主催団体は次の通り。
◆出雲=18日午後6時半、出雲市塩冶有原町2丁目の市民会館。いずも演劇鑑賞会、入会金2千円、会費月額2500円、電話0853(25)2722。
◆松江=19日午後6時半、松江市殿町の島根県民会館。松江市民劇場、入会金千円、会費月額2500円、電話0852(26)3094。
◆米子=20日午後6時半、米子市角盤町2丁目の市公会堂。米子市民劇場、入会金千円、会費月額2500円、電話0859(33)8695。
◆鳥取=21日午後6時半、鳥取市掛出町の市民会館。鳥取演劇鑑賞会、入会金千円、会費月額2300円、電話0857(23)6486。