境港市外江町の西灘神社の例祭に合わせた伝統行事「丁左(ちょうさ)」が14日、同市外江地区であり、山車2基を男衆が押し合う「丁左げんか」で見物客を沸かせた。
太鼓を打ち鳴らす児童4人がそれぞれ乗った山車が西灘神社から北回りと南回りの二手に分かれて繰り出し、「チョーサダー」の勇ましいかけ声とともに約3キロを練り歩いた。
丁左げんかは道中の外江ふれあい広場などであり、前方の担ぎ棒を絡めて押し合って力比べ。見物客の歓声も飛び交った。女みこしも、約1キロを練り歩いた。
丁左は、山車の担ぎ手が不足するなどして1944年から一時中止されたが、外江地区ふるさとづくり協議会が中心となって94年に復活。この日は地区内を中心に約200人が行事に参加した。 (松本稔史)