海上の台船の上で、力いっぱい綱を引く参加者=松江市美保関町北浦、北浦海水浴場
海上の台船の上で、力いっぱい綱を引く参加者=松江市美保関町北浦、北浦海水浴場

 松江市美保関町北浦の北浦海水浴場で15日、海上の台船の上で綱を引き合う「全日本海上綱引き選手権大会」があった。参加した県内外の59チーム、約650人が歓声を上げながら、白熱した戦いを繰り広げた。

 美保関町の夏の恒例イベントとして知られる大会は、地元有志でつくる美保関町海夏まつり実行委員会が主催。海上に浮かべた縦4メートル、横2メートルの二つの台船に各チームの5人が乗り、45秒間、綱を引き合って相手チームを海に落とすか、自陣に引き寄せた方が勝ちとなる。

 決着後は勝利チームのメンバーがそろって海に飛び込むのが恒例。浜まで泳いで戻る両チームを観衆が拍手でたたえた。

 松江市内の職場の仲間と参加した加納和人さん(26)は「初めて出場し、楽しかった。夏の初めの良い思い出になった」と振り返った。

(新藤正春)