若者や女性の政治参加について体験を交えて説明する議員=浜田市野原町、島根県立大浜田キャンパス
若者や女性の政治参加について体験を交えて説明する議員=浜田市野原町、島根県立大浜田キャンパス

 【浜田】浜田市野原町、島根県立大浜田キャンパスでこのほど、女性や若者の政治参加について大学生らに考えてもらうトークイベントがあった。約130人が県内の現役議員の体験談に耳を傾けた。

 女性や若手議員を代表して県議会の白石恵子議員、森山裕介議員と津和野町議会の大江梨議員の3人が登壇した。政治参画の意義について森山議員は学生活動に手厚い予算を割く国もあるとし「予算の振り分けはリーダー次第。自分の意思やアイデアを反映する人が議会にどれだけいるかが大事」と説明した。白石議員も「議会は代弁者の集まり。多様な意見を持つ人が集まるのが健全な議会」とした。

 若い人や女性の政治参画を進める方法について、大江議員は自身の経験を踏まえ「同世代の人が議員になると議会を傍聴しようとか関心が広がると思う」と、政治参加を呼びかけた。

 地域政策学部2年の滝本胡春さん(19)は「議員は遠いイメージだったが、直接話を聞けて身近に感じた」と話した。

 イベントは同大の授業の一環で、県としまね女性センター(大田市)が政治への関心を高めようと主催した。 (中村成美)