「河童の三平」のラッピングが施されたコインロッカーを見る観光客=境港市大正町、みなとさかい交流館
「河童の三平」のラッピングが施されたコインロッカーを見る観光客=境港市大正町、みなとさかい交流館

 境港市大正町の交流・観光拠点施設「みなとさかい交流館」に17日、同市出身の漫画家、故水木しげるさんの作品「河童の三平」を題材にラッピングを施したコインロッカーがお目見えした。

 「河童の三平」コインロッカーは境港観光協会が4月に供用を始めた「ゲゲゲの鬼太郎」ラッピングコインロッカーに続く、第2弾として企画。「ゲゲゲの鬼太郎」ロッカーの横にある既設ロッカーに整備した。

 みなとさかい交流館は隠岐汽船の発着拠点。JR境線の境港駅に隣接し、水木しげるロードの起点にもなっている。

 水木しげるロード散策の魅力向上につなげようと、中型(高さ約87センチ、幅約35センチ、奥行き約64センチ)と小型(高さ約58センチ、幅約35センチ、奥行き約64センチ)のロッカーが各6個並ぶ一面に「三平」「かん平」「タヌキ」「死神」などのラッピングを施した。

 「ゲゲゲの鬼太郎」ロッカーのラッピング以降、写真撮影に人が集い、ロッカーの稼働率も上がっているという。境港観光協会の古橋剛シニアマネジャーは「利用者らに交流サイト(SNS)で発信していただき、境港市のさらなる誘客につながれば幸い」と話している。

(松本稔史)