山陰中央新報社益田総局の移転を記念した餅まきで、喜んで餅を拾う参加者=益田市高津町、島根県立万葉公園
山陰中央新報社益田総局の移転を記念した餅まきで、喜んで餅を拾う参加者=益田市高津町、島根県立万葉公園

 親子で楽しめる「子育てフェスin益田」が20日、益田市高津町の島根県立万葉公園であった。山陰中央新報社が益田総局の移転を記念して企画。多彩なステージや体験ブースを用意し、約1500人でにぎわった。      

 日頃の感謝を込めて、地域を盛り上げようと開催し、子育て中の母親を応援する市内の任意団体「益田ママリトリートプロジェクト」が協力した。

 7メートルの高さに延びる高所作業車やミニバックホーなどの重機、パトカーや消防車両といった働く車が集まったブースは、親子連れが車両に乗ったり、写真を撮ったりして楽しんだ。金魚すくいや射的などの縁日コーナーもあった。

 ステージでは、益田のご当地アイドル「Precious(プレシャス)」をはじめ、県西部を拠点に活動する5団体がダンスや演奏を披露し、会場を盛り上げた。

 地元の吉田小学校2年の垣田咲和さん(7)は「ウサギの餌やりや神楽が面白かった」と喜んでいた。

 イベントの最後には餅まきがあり、関係者が紅白餅や菓子を投げて祝った。

 山陰中央新報社の大屋剛専務取締役西部本社代表は「県西部で大きなイベントが少ない中、ぜひ益田でも楽しんでもらいたい」と述べた。(藤本ちあき)