宍道湖で座礁した旅客船(右)=26日午後10時36分、松江市袖師町、宍道湖
宍道湖で座礁した旅客船(右)=26日午後10時36分、松江市袖師町、宍道湖

 26日午後9時20分ごろ、松江市の宍道湖水深約1・6メートルの浅瀬に、遊覧していた旅客船「リバービュー号2」(19トン、全長12・32メートル)が乗り上げて航行ができなくなったと、松江署から境海上保安部に連絡があった。乗客9人は同船が手配した地元のシジミ漁の船が救助し、船長(75)を含む乗員4人にもけがはなかった。

 同保安部によると、現場は松江市袖師町の島根県立美術館の湖岸近く。旅客船は午後7時ごろ、松江市朝日町の大橋川沿いの港を出発して遊覧後、帰港中に座礁した。船体の故障や油漏れなどはないが、船を動かせないためいかりを下ろした。

 26日夜の天候は晴れで風や波はなく、視界も良好だった。同保安部が座礁の原因を調査している。

(林李奈)