オープンポリスで鑑識の体験をする高校生=松江市西浜佐陀町、島根県警察学校
オープンポリスで鑑識の体験をする高校生=松江市西浜佐陀町、島根県警察学校

 警察官を志す学生を対象にした職場体験会「オープンポリス」が31日、松江市西浜佐陀町、島根県警察学校であった。参加した高校生ら50人は鑑識などの業務や警察官の装備を体験した。

 業務体験や警察学校の授業見学を通し、志望者を増やすことを目的に県警が実施した。

 参加した県内外の高校生は学校施設や授業を見学した後、4グループに分かれ業務を体験した。

 鑑識では先端に磁石の付いたペンで砂鉄を集めて紙をなぞることで指紋を検出する体験をした。

 松江商業高校情報処理科3年の長谷川心乃(ここの)さん(18)は「一見難しそうだと感じたが、やってみると指紋が分かりやすく検出して楽しかった」と話した。

 警察官の装備や資機材の体験では、交番に勤務する地域警察官が身に着ける防刃衣(ぼうじんい)や、警棒や手錠などを収納する帯革(たいかく)などを着用した。

 警務部の針原裕司調査官は「今回の体験を通して仕事の魅力や職場環境を知ってもらい、就職選択に役立ててほしい」と期待を込めた。(松本ひろ)