浜田市野原町の市世界こども美術館で、海の世界をテーマにした体験型展示「ハマビ海の中」が開かれている。親子連れが自作の魚飾りを光で照らし、泳いでいるように見える仕掛けなどを楽しんでいる。9月1日まで。
神戸市を拠点にする2人組のアーティスト「マキコムズ」や市内4小学校の子どもたちが、1階の創作室を海に見立て、生き物や沈没船を模した作品を出品した。
来館者は魚の形をした段ボールのかけらに蛍光シールを貼って飾り付けをした。暗めの室内に備え付けられたライトに照らすと、魚が目の前に浮かび上がり「光った」「出てきた」と驚いていた。
5メートルほどのジンベエザメの作品では、ペットボトルやごみ袋をのみ込む様子を表し、環境問題について考えさせられる。
石見小学校1年の川神和紗(かずさ)さん(6)は「魚は金色のトビウオをイメージした。きらきら光ってきれい」と喜んでいた。
午前10時~午後4時(入場は午後3時半まで)。3歳以上は入場100円。26日は休館。
(宮廻裕樹)