庄司行男館長(右)から記念品を受け取る時見直幸さん=境港市本町、水木しげる記念館
庄司行男館長(右)から記念品を受け取る時見直幸さん=境港市本町、水木しげる記念館

 境港市出身の漫画家、水木しげるさん(1922~2015年)の生涯や作品などを紹介する「水木しげる記念館」(境港市本町)の累計入館者数が25日、450万人を突破した。節目の入館者になった静岡県吉田町の会社員、時見直幸さん(44)に記念品が贈られた。

 時見さんは妻と子どもの計5人で午後1時55分ごろに入館した。庄司行男館長(68)からカレンダーや年間パスポートなどの記念品が贈られ「初めて来館した。特別な思い出になった」と笑顔で話した。

 時見さん一家は出雲空港を利用して24日から山陰を旅行中(2泊3日)で、長女(7)と次女(4)が水木さんの代表作「ゲゲゲの鬼太郎」に関心が高く来館を決めていた。水木さんの妻、武良布枝さん(92)=東京都調布市=も感謝のメッセージを寄せた。

 同館は2003年3月8日に開館した。老朽化などによる建替工事のため23年3月から約1年1カ月休館した後、4月20日にリニューアルオープンした。

 同館が立地する観光スポット、水木しげるロードの今年の入り込み客数も25日、150万人を突破した。

(松本稔史)