東京五輪が開幕した。筆者は今頃、世界の頂点を目指すアスリートの姿を直に目撃しているはずだった。新型コロナウイルスの影響で大半の会場は無観客となり、権利を得ていた3枚のチケットは無効になった。

 チケットは2019年5月にネットで申し込み、ビーチバレーの予選と、重量挙げ女子64㌔級と同76㌔級が当選した。3枚で計3万1300円。陸上競技が当たり、1枚13万円を2人分支払った知人もいた。五輪の商業主義が批判されて久しいが、入り口で桁違いの価格設定に違和感を...