盲導犬が着用するハーネスの役割を説明する角谷南さん(右)=益田市大谷町、豊川小学校
盲導犬が着用するハーネスの役割を説明する角谷南さん(右)=益田市大谷町、豊川小学校

 益田市大谷町、豊川小学校でこのほど、視覚に障害がある人を支える盲導犬について学ぶ教室があり、1~6年生の36人が盲導犬の仕事に理解を深めた。

 日本盲導犬協会島根あさひ訓練センターの角谷南さん(27)と、盲導犬PR犬のアクア(雌、6歳)が来校。児童の前でハーネスの役割や、曲がり角や段差で止まることなどを紹介した。並んで通れない狭い場所を避けて進むアクアに拍手が上がった。

 角谷さんは盲導犬に信号の色までは教えられないことなどを挙げ「誰かが声をかけてくれたら、見えない人も安心する。あいさつしてみよう」と呼びかけた。

 犬が大好きという6年の寺戸夕梅(ゆうめ)さん(11)は「英語の合図通りに動いていてかっこよかった。目の不自由な人を見かけたら手助けできたらいい」と話した。

 教室は益田ライオンズクラブが主催した。(藤本ちあき)