島根県警は13日、還付金名目で60代男性が約99万円、60代女性が約41万円をだまし取られる特殊詐欺被害に遭ったと発表した。いずれも県東部在住という。

 県警生活安全企画課によると、男性は10月23日午後4時ごろ、市役所市民税務課のヨシオカをかたる男から電話を受け、「電気、ガスの補助金が出る」「手続きは本日が締め切りだ」「納税超過分の2万3650円が受け取れる」など言われた。その後、銀行員をかたる男から「ATMで手続きができる」と指示を受け、近くの商業施設のATMに行き、男の指示通りに操作。2回にわたって計99万6650円を振り込んだ。

 女性も10月29日正午ごろに電話を受け、同様のやりとりをした上で、ATMから相手の指示通り41万7920円を振り込んだ。

 2人とも不審に思って市役所や警察に連絡し、被害が発覚した。