新巻きザケ作りに取り組む生徒たち=境港市竹内町、境港総合技術高校
新巻きザケ作りに取り組む生徒たち=境港市竹内町、境港総合技術高校

 境港市竹内町、境港総合技術高校で20日、食品・ビジネス科の2年生13人が美保湾で養殖される境港サーモン(ギンザケ)を使った新巻きザケ作りに取り組んだ。

 新巻きザケ作りは旧境水産高校時代から70年以上続く実習。1日に始まり、2、3年生(計38人)で1100本を製造した。

 この日は最終日で、えらや内臓を取った全長50センチ前後、重さ平均約1・4キロのサケ約300本のぬめりや水分を取り除き、1本あたりに100~150グラムの塩をすり込んだ。甘塩仕立てという。

 計量を担当した松本朝斗さん(17)は「販売する新巻きザケは約1・2キロ以上。脂ののりも良く、身も引き締まっている。おいしく食べてもらいたい」と話した。 

 12月7日、境夢みなとターミナル(同市竹内団地)で開く実習製品販売会で提供する。午前10時に販売を始め、同8時ごろに整理券を配布する予定。新巻きザケは1本2500円。サバや赤貝の各缶詰、いちごジャムなども販売するという。

(松本稔史)