JR木次線の利用促進を図ろうと、沿線の島根県奥出雲町商工会のメンバーが駅舎をモチーフにした「駅印」を作った。町内の7駅分を販売したところ好評だったため、松江市から広島県庄原市までの全18駅分をそろえた。各駅近くの協力店舗などで販売しており、メンバーは「旅の思い出とともに駅印を集めて回ってほしい」と願っている。
企画したのは同商工会の木次線利活用事業委員会。駅印は縦15センチ、横10センチで、「木次駅」や「三井野原駅」など駅名がそれぞれ書かれ、駅舎のイラストが添えられている。
5月に町内の7駅分を販売したところ、半年余りで約1200枚売れた。鉄道ファンから全駅分が欲しいとの要望もあり、種類を増やすことにした。専用の「駅印帖(ちょう)」も販売し、駅印を収納して楽しめる。
駅印は各300円。販売場所は同商工会のホームページで紹介している。
同商工会木次線利活用事業委員会の和久利健委員長は「駅印を集めながら周遊してもらい、木次線と沿線地域のファンになってほしい」と話した。問い合わせは和久利さん、電話090(7507)4310。(福間崇広)