中高年・高齢者の医療や介護などの調査研究活動を支援する大和証券財団(東京都)は、2024年度の研究助成先に島根大医学部の藤田幸教授(41)の認知機能低下に関する研究と、大原浩貴講師(40)の高血圧疾患に関する研究を選んだ。
松江市朝日町の大和証券松江支店で22日、贈呈式があり、大和証券の山田泰樹松江支店長から2人に贈呈書が手渡された。
藤田教授は脳の神経回路や遺伝子を研究し「研究を続け、脳のメカニズムなどを明らかにしていきたい」と意欲を示した。大原講師は高血圧のネズミのゲノム編集をし「研究の糧にし、島根から成果を出したい」と話した。100万円ずつ助成し、研究費などに使用される。
50歳未満の若手研究者が対象。51回目の今回は279件の応募があり、38件の研究に計3560万円を贈る。(林李奈)