益田市あけぼの東町、ギャラリー茶房「ちいさなぎゃらりーうつわ」で藍染めのかすりや大島紬(つむぎ)などの布地を使った服や小物の作品展が開かれている。30日まで。
作品を手掛けるのは、益田市出身の藤本千代子さん(79)=山口県萩市=と秋元利美子さん(77)=同柳井市=姉妹。仕事や育児の傍ら、30年以上前から創作を続けてきた。特に着物や羽織などの古布に引きつけられたという。
展示では古布で作ったワンピースやブラウス、前かけなど60点が並ぶ。布を継ぎ、刺し子や木札を付けるといった細工を施し、新しい作品に仕上げている。
藤本さんはデザインや布の良さを生かす組み合わせを考えることが楽しいとし「どれも一点物。古布の風合いを楽しんでほしい」と話した。
午前9時から午後5時。
(藤本ちあき)