【松江】松江市殿町の島根県警本部でこのほど、サイバー防犯ボランティアの高校生と大学生の9人が丸山直紀本部長らと意見交換し、サイバー犯罪や警察業務に理解を深めた。
サイバー防犯ボランティアの活動報告や警察の取り組みを共有し、活発な活動につなげることが目的。
島根大生2人、島根県立大生3人、松江工業高校生4人の計9人が参加した。学生らは県警サイバー犯罪対策課員から注意事項を学んだ後、サイバー犯罪に関する質疑応答をした。
ウェブサイトの利用者に偽の警告画面を表示して金品をだまし取る「サポート詐欺」の被害に遭わないためにどうすべきか、との質問が出た。同課員は「警告画面が出ても焦らず、目の前の情報が正しいか判断する力を身につけることが必要」と話した。
丸山本部長は「大人が知らないところで起こっている被害を警察に伝えてもらい、捜査につなげたい」と話した。警察官を志望する島根大法文学部法経学科1年の斎藤桃さん(18)は「実際に働いている警察職員から身近な犯罪に関する話が聞けて良かった」と振り返った。(松本ひろ)