パスタを使って橋の模型を作る参加者=益田市遠田町、ジュンテンドー研修センター・ジャストホール
パスタを使って橋の模型を作る参加者=益田市遠田町、ジュンテンドー研修センター・ジャストホール

 島根県内の建設業に携わる女性たちでつくる「しまね建設産業イメージアップ女子会」(川井香織会長、38人)がこのほど、益田市遠田町のジュンテンドー研修センターでワークショップを開いた。女子高校生3人を含む参加者約20人がものづくり体験を通して交流を深めた。

 就職時に「女性が少なそう」という建設業界に高校生が抱くイメージや不安を払拭しようと開催。同市や浜田市、吉賀町から女子会員が参加した。

 参加者はパスタを使って三角形を組み合わせる構造の「トラス橋」の模型を制作した。樹脂を溶かして接着する工具を使い、強度を高めるにはどうするかなどを相談し合った。

 女子会は建築、土木、調査・設計といった建設産業の魅力向上を図ろうと10年ほど前に発足した。交流会を開き、親睦を深めたり、建設業の魅力を紹介したりしている。

 講師を務めた高橋建設(益田市遠田町)の佐々木知子取締役社長室長は「建設業は事前の準備が大事」と話した。益田翔陽高校の生物環境工学科2年喜島唯加(ゆいか)さん(16)は「ものづくりの楽しさを再認識した」とほほ笑んだ。(中山竜一)