鳥取県大山町の中国地方最高峰・大山(1729メートル)で発生した遭難事故で、25日午前7時40分ごろ、捜索していた島根県の防災ヘリコプターが岡山市の男性(77)を発見し、救助した。男性は米子市内の病院で死亡が確認された。
島根県防災航空管理所によると、男性は雪の上で倒れていた。大きな外傷はなく、凍死とみられる。
琴浦大山署によると、男性は24日午後4時25分ごろ、「滑落して身動きがとれなくなった」と110番して救助を求めた。
鳥取県警と県山岳・スポーツクライミング協会などは25日午前5時15分ごろから、約20人の3班態勢で救助活動に入っていた。
鳥取地方気象台によると、24日午後9時時点の標高1500メートル付近は、氷点下4度前後だったとみられる。近くのアメダスで記録された積雪深は平年の1・8倍に当たる81センチだった。
大山では21日にも福岡市内の会社員男性(36)が遭難。同署などに救助された。












