子どもたちの力作に見入る来館者=松江市袖師町、島根県立美術館
子どもたちの力作に見入る来館者=松江市袖師町、島根県立美術館

 島根県内の幼・保育園児と小中学生が描いた絵画などの作品展が、松江市袖師町の県立美術館ギャラリーで開かれ、子どもたちの自由で生き生きとした作品が来場者の目を引いている。20日まで。

 県造形教育研究会が主催し、特選に選ばれた約800作品が展示されている。

 花火大会や芋掘り体験などを大胆に描いた作品や、校舎や風景、自画像を写実的に描いた作品が並ぶ。

 はがきサイズから四つ切り画用紙まで大小さまざまな作品がある。手を使って絵の具を塗ったものや、塗りつぶしたクレヨンを削って模様を出した作品など自由な発想、画材で描かれている。

 夫と孫の絵を見に来たという大田市長久町の波多野晶子さん(66)は「色使いがすてきだった。0歳児から中学生が描いた絵が並ぶのは見たことがなく、新鮮だった」と話した。(黒崎真依)