崖下に転落した軽自動車=30日午後5時26分、島根県吉賀町福川
崖下に転落した軽自動車=30日午後5時26分、島根県吉賀町福川

 30日午前8時ごろ、島根県吉賀町福川の県道で、道路脇の待避所に駐車しようとした益田市西平原町、警備員男性(71)の軽自動車が高さ17メートルの崖下に転落し、男性は頭を強く打って死亡が確認された。助手席に乗っていた同市大谷町の警備員男性(62)が頭などに軽傷を負った。

 津和野署や島根県道路維持課によると、2人は同僚で、県が発注した落石対策工事の現場で交通誘導を行うため、仮設事務所が設けられた右側の待避所に車を駐車しようとしていたという。

 待避所には当時、最大4センチの積雪があり、路面は凍結していた。同署はスリップして止まりきれず、転落した可能性があるとみて調べている。現場にガードレールはなかった。同乗の男性が110番した。