第103回全国高校野球選手権大会に2大会連続出場を決めた米子東高校野球部の長尾泰成主将(17)らが2日、鳥取県庁を訪れ、大舞台での活躍を誓った。

 昨年は新型コロナウイルスの影響で選手権大会は中止となっており、2年ぶりの夢舞台。長尾主将は「昨年、甲子園への挑戦権がなかった先輩、地域、県民の方々の思いも背負って、チーム一丸となって戦う」と意気込んだ。

 応対した平井伸治知事は鳥取大会決勝で3点差の九回に追い付き、延長十回でサヨナラ勝ちを収めた戦いぶりを称賛。「県民がコロナで頑張っている中、勇気を与えるようなすがすがしいプレーをしてほしい」とエールを送った。(藤井俊行) 第103回全国高校野球選手権島根大会で優勝し、甲子園切符をつかんだ石見智翠館ナインを1日、島根県の丸山達也知事が激励し「大舞台で存分に力を発揮してほしい」と声を掛けた。

 丸山知事は石見智翠館高校(江津市渡津町)のグラウンドを訪問。約130人の野球部員に「島根大会は実力を発揮し見事な戦いぶりだった。他の高校球児のの思いも受けて頑張ってほしい」とエールを送った。これに対し山崎凌夢主将が「島根大会と同じように粘り強く積極的に戦い、1回でも多く試合をしたい」と意気込みを語った。

 その後、丸山知事は打撃練習を見学。各打者の鋭い打球に「ミートの瞬間はボールが見えない」と驚いた様子だった。全国選手権大会は9日、兵庫県西宮市の阪神甲子園球場で開幕する。    (板垣敏郎)