
東京五輪第11日の2日、陸上男子3000メートル障害決勝で三浦龍司(19)=順大、浜田東中ー京都・洛南高=が8分16秒90で7位入賞を果たした。同種目で日本勢の入賞は初めて。島根県出身者の陸上競技での入賞は、2004年アテネ大会の男子400メートルリレーで4位の土江寛裕以来となった。 三浦はスローペースだった前半に先頭でレースを引っ張り、1000メートル通過時は2分50秒04でトップだった。ペースが上がった中盤以降に順位を落とし、一時は10位になったが、ラスト100メートルでスパートをかけ、入賞をつかみ取った。
体操は女子種目別決勝の床運動で村上茉愛(24)=日体ク=が銅メダルに輝いた。体操女子のメダルは1964年東京五輪団体総合の3位以来、57年ぶり2個目。個人種目では初の快挙となった。
レスリングの男子グレコローマンスタイル60キロ級で文田健一郎(25)=ミキハウス=が銀メダルを獲得した。日本男子は52年ヘルシンキ五輪から参加した17大会連続のメダル。女子76キロ級の皆川博恵(33)=クリナップ=は3位決定戦で敗れた。
陸上は男子走り幅跳び決勝で橋岡優輝(22)=富士通=が6位となり、日本勢37年ぶりの入賞を果たした。女子5000メートルの広中璃梨佳(20)=日本郵政グループ=は14分52秒84の日本新記録で9位に入った。
卓球は女子団体準々決勝で日本が台湾を破り、4強入り。男子団体は準々決勝進出を決めた。バスケットボール女子の日本はナイジェリアを退けて8強入りした。
野球の準々決勝で「侍ジャパン」は延長十回、7―6で米国にサヨナラ勝ちし、4日の準決勝では韓国と対戦する。馬術の総合馬術個人で戸本一真(38)=日本中央競馬会=が日本勢最高の4位だった。
レスリング女子68キロ級の土性沙羅(26)=東新住建=は1回戦で敗れて2連覇を逃したが、3日の敗者復活戦に回った。男子グレコ77キロ級の屋比久翔平(26)=ALSOK=は2回戦で負け、3日の3位決定戦に臨む。
