選挙に参加する若者を増やそうと、雲南市大東町の大東高校3年、岡田翔生(かお)さん(18)の特別授業が18日、西小学(雲南市大東町仁和寺)であり、1年生22人が自分で選ぶことの大切さを学んだ。
岡田さんは政治や選挙に関心があり、勉強を続けてきた。特別授業は市の事業を活用して実施した。大東高校の生徒2人が協力した。
小学生が遠足の行き先を二つの候補から選ぶという、自作した絵本の読み聞かせをした。ある子は「先生が決めればいい」と考えていたが、父親に「選ぶことは自分の気持ちを大切にすること」と教わり、行きたい場所を自分で決めた。
絵本で投票の流れを学び、実際に挑戦。夜ご飯をカレーライスとオムライスのどちらにするかを考え、投票用紙を箱に入れた。
田中希望(のぞみ)さん(7)は「どっちでもいいだと、心が強くなれないと思った。選ぶのって大切」と話した。岡田さんは「伝えたいことを分かってくれた。将来、選ぶ場面は必ずあるので、自分で考えて決めてほしい」と期待した。(山本泰平)













