講座で取り上げる薬草
講座で取り上げる薬草

 「出雲国風土記」に記載されている薬草について学ぶ特別講座「くらしに活(い)かす古代出雲の神話と薬草」が26日、出雲市今市町の山陰中央新報社文化センター出雲教室である。今も身近なところに自生する薬草の特徴や活用法に理解を深める。

 講師は一般社団法人和ハーブ協会認定の和ハーブフィールドマスターとして市内で活動する前田みのりさん。前田さんによると、出雲は古来「医薬の国」といわれ、8世紀に編さんされた「出雲国風土記」にはハスやクズなど約90種類の薬草が記載されている。

 講座では、風土記に記載の薬草を中心に、薬効や利用部位を解説する。さらに古代の人々の活用例を参考に、乾燥させてお茶にしたり、染料にしたりといった現代生活に薬草を取り入れるヒントを提供する。

 午後1時半~3時。受講料2200円。4月からは月1回の年間講座を予定している。問い合わせ、申し込みは出雲教室、電話0853(23)0456、フリーダイヤル(0120)230457。