リユース制服を選ぶ親子=松江市大輪町、大輪子どもハウス
リユース制服を選ぶ親子=松江市大輪町、大輪子どもハウス

 松江市大輪町の大輪子どもハウスで14日、制服を再利用するなどの学校用品の販売会が始まった。補修やクリーニングされた制服や体操服を新入生や親が安価で購入した。16日まで。

 会場には米子市から大田市の小中高校約30校の制服がずらりと並んだ。高校のブレザーは新品だと2万~3万円以上で、年々価格は高くなっているという。再利用するリユース品は定価の5分の1から半額で販売する。ほかにもアルトリコーダーや鍵盤ハーモニカ、体操服など1500点以上の品が販売された。

 この日、島根県内の公立高校の合格発表があり、販売会は親子連れでにぎわった。クリーニングされた制服を試着し、サイズなどを確かめて購入していた。

 娘の高校の合格発表を受け、家族で来店した松江市うぐいす台の会社員高橋直樹さん(39)は「ほかにも電子辞書や教科書など何かと物入りになる。リユースで半額以下で買えるのはありがたい」と話した。

 フードバンクしまねあったか元気便や就労支援事業所ハッチなどでつくる学校用品リユースまーけっと実行委員会が主催した。(林李奈)