記事作りを体験する参加者=島根県津和野町森村、まちのオフィスQ+
記事作りを体験する参加者=島根県津和野町森村、まちのオフィスQ+

 世界中のボランティアが執筆、編集するインターネット上の百科事典「ウィキペディア」の記事作りを体験するイベントが15日、島根県津和野町内であった。町内の11人が記事を書く際の基本方針を学び、実際に執筆して理解を深めた。

 ウィキペディア日本語版管理者、あらいしょうへいさん(34)が講師を務め、基本方針や記事にして書き残すことの重要性を説明した。

 参加者は2グループに分かれ、津和野百景図と津和野踊りに関する記事を執筆。テーマについて記載のある複数の本から正確な情報を要約し、記事に編集していく作業に取り組んだ。

 普段からウィキペディアをよく見るという川上真一さん(56)は「グループで話し合いながら記事を作成していくのが楽しかった」と話した。

 イベントは津和野地区まちづくり委員会が主催。事務局の舟山宏輝さん(30)は「親しみのあるサイトを通して知識を深掘りし、世界へ発信することで自分の住む町に誇りを持ってほしい」と期待した。(岡野優衣)