eスポーツイベントで対戦する参加者と解説するプロ選手(左)=松江市大庭町、立正大淞南高校
eスポーツイベントで対戦する参加者と解説するプロ選手(左)=松江市大庭町、立正大淞南高校

 【松江】4月に新設される立正大淞南高校(松江市大庭町)の通信制普通科(定員80人)のスタートを前に、コンピューターゲームなどの腕を競う「eスポーツ」イベントがこのほど、同校で開かれた。有名プロゲーマーが出演し、人気格闘ゲームの対戦で盛り上がった。

 同校は2021年にeスポーツ部を立ち上げ、不登校の生徒が学校に通うことができる事例があり、子どもの学びの場を確保する手だてとして通信制普通科を開設する。eスポーツを軸にデジタル技術に精通した人材育成を目指す。

 イベントはフリースクールなどの教育関係者、市民ら約100人が参加した。会場とオンラインで8人のプロゲーマーが加わって盛り上げた。

 幅広い世代に親しまれるゲームの「ストリートファイター」の最新版で対戦した。プロは参加者の対戦を解説したほか、高度な技術で会場を沸かせた。

 運営を担ったeスポーツ部の渋山妙恵部長(17)は「機材の組み立てなど大変だったがいい経験になった。(通信制について)情報発信できて良かった」と話した。(曽田元気)