ースマートフォンから口座開設や預金ができる個人向けのスマートフォン支店「しまホ!」が好調です。
当行アプリから手続きするだけで定期預金や振り込み、SBI証券との連携などができる手軽さと、国内金融機関で最高水準となる年率0・50%の好利回りから、関東を中心に利用者が増えています。2月末の口座開設数は約2万4千件で、預金残高は約600億円です。しまホ!を活用して山陰の特産品を紹介するサービスも始まり、山陰の魅力を広く発信し、事業者の販路拡大に貢献していきます。

ー中小企業向け融資の強化にも取り組んでいます。
地元の中小企業は新型コロナウイルス禍が収束後も、人手不足や物価高など数多くの課題を抱えています。当行では会社の債務に対し、経営者保証を求めない新規事業者向け融資や、島根県信用保証協会と連携した協調融資など、企業経営を支援する商品の提供を始めました。これらの取り組みを通じて、山陰の企業の持続的な成長・発展を支援していきます。

 

ー春に事業承継支援の子会社「しまぎん地域事業投資」(松江市朝日町)を新たに立ち上げます。
山陰は後継者不在率が全国でも高く、事業承継ができずに廃業や倒産が増えると雇用減少につながるなど、地域経済に大きな影響を与えます。新会社では事業承継を検討する山陰両県企業を対象に、株式・社債への投資や後継者育成、経営基盤強化に向けたコンサルティングを数年間かけて行い、円滑な事業承継と企業価値向上を後押しします。

ー5月に創業110周年を迎えます。
時代が変化しても、お客様の元へ足しげく通い、経営課題を聴く姿勢は変えることなく次世代にもつなげていきます。SBIホールディングス(HD)との提携を通じて行内で意識が高まった「顧客中心主義」を貫きながら、コンサルティングなどのサービス向上を通じ、企業の発展を支える良き伴走者として今後も歩みを進めていきます。
 

 

当行の経営理念に「創造力豊かで、活力にみちた、明るい人間集団をつくる」を掲げています。
地方特有の課題を抱える山陰ですが、一方で、高いポテンシャルを秘めている地域です。
失敗を恐れず、新しい課題に積極的に挑戦し続ける人間集団、郷土愛溢れる人間集団が当行の行員です。

長岡一彦=島根県出雲市斐川町出身(57歳)2024年に現職に就任。
休日は、ゴルフとサウナとジョギングをして過ごしています。ゴルフは月に2、3回ほど気心知れた仲間とラウンドしています。

サウナはお気に入りの施設で毎回整っています。ジョギングはダイエットの目的で始めましたが、毎年フルマラソンも走っています。2024年は隠岐の島ウルトラマラソンにも参加しました。