ー島根県西部をエリアとするイワタニ島根が、島根県東部や鳥取県全域をカバーするイワタニ山陰と合併し、2025年4月1日から新しい「イワタニ山陰」としてスタートを切りました。
人口減少によるガス需要の縮小や人材確保の問題などの経営環境の変化に対応するためで、人材配置の最適化やスケールメリットが生かせると考えています。両社は同じ岩谷産業グループですが、培ってきたノウハウは異なります。都市部エリアが多かった旧イワタニ山陰には組織的な企業風土の良さがあり、旧イワタニ島根は地域密着の営業活動をしてきました。合併で従業員250人の両県最大規模のガス会社になりました。旧2社の長所をうまく融合させ、難局を乗り越えていきます。

ーガス漏れ警報器に通信機能などを付加し、各種メーターと接続できる「イワタニゲートウェイ」の設置を進めています。
 「イワタニゲートウェイ(中継基地)」はさまざまなモノをインターネットにつなぐ岩谷産業独自のIoTプラットフォームです。ガスや電気メーターに接続し、自動で検針できます。その場で直通で相談できるボタンも付いています。

 

ーイワタニゲートウェイの位置情報を活用し、子どもや高齢者の見守りサービスを大田市で始めました。
見守りが必要な子どもや高齢者に持っていただく専用の端末が通学路などに設置されたゲートウェイと通信し、ご家族の携帯電話アプリに位置情報を知らせる仕組みです。試行した大田市はゲートウェイの居住エリアのカバー率が80%あり、4月に事業展開を始めました。ゲートウェイ活用はさまざまな可能性があります。ガス事業を軸に、皆さまの生活全般をサポートできるよう新サービスの開発・提供をしていきます。

ー新卒採用も続けています。
25年度は、5人の新人を迎えました。私たちはライフラインを担う企業であり、一人一人の頑張りが住民生活やまちの発展を支えます。お客さまとの距離も近く、使命感を持って働いてもらえると思います。
 

 

島根県は、イワタニグループの創業者である故岩谷直治名誉会長の出身地であり、我々にとって思い入れが強い地域です。
地域の皆様のお役に立ちたいという熱意を持ち、他人任せでなく自らが考えることによって小さな一歩でも行動し続けること、山陰エリアを盛り上げ活躍されることを期待します。

大和徳也=京都府宮津市出身(53歳)2023年に代表取締役就任。
社会人としてスタートして31年が経ち、そのあいだ全国各地を転勤しながら、島根に赴任し二年が経過しました。
昨年は、三瓶山への登山15回、大山や富士山への登山を達成しました。今年も運動不足解消と自然を体感するため、三瓶山登山の継続と新たな山へもチャレンジしリフレッシュしていきます。