米子市出身の作詞家、岡本おさみさん(1942~2015年)の功績を語り継ぐ「岡本おさみさんを語る会」が25日、2024年度市文化奨励賞の団体の部を受賞し、代表の長谷川泰二さん(78)らが賞状と盾を受け取った。
語る会は岡本さんの功績をたたえ、地域文化や創造活動を活性化させようと23年4月に発足した。市内外の約50人が会員になり、岡本さんの楽曲を中心としたフォークソングライブを開催するほか、24年11月には市公会堂の前庭に記念碑を設置するなど精力的に活動している。
市役所であった贈呈式には長谷川さんら語る会の3人が出席し、伊木隆司市長から賞状と盾を受けた。長谷川さんは「岡本さんを通して全国の音楽をつくる人たちとつながり、米子に行きたいと思ってもらえる活動を続けていきたい」と話した。
このほか、24年度市文化奨励賞は、同市を拠点に活動するフォトグラファーの萱野(かやの)雄一さん(45)が個人の部で受賞した。
(中村和磨)