
―2024年度を振り返っていかがですか。
当社を巡る一連の不適切事案により、お客さまをはじめ関係者の皆さまに多大なるご心配とご迷惑をおかけしていることを改めて深くおわび申し上げます。会社を挙げて再発防止に取り組み「本当に信頼されるお客さま起点の会社」を目指し、信頼回復に努める所存です。
―従来の保険領域にとどまらない新たな価値提供に力を入れています。
適正な競争環境の中でお客さまに最適な保険やサービスを提供することはもちろん、有事だけでなく平時にもお役に立てるよう、保険の領域にとどまらない「保険+αのリスクソリューション」の提供を強化しています。具体的には、サイバー攻撃のリスク回避や中小企業の人材確保、自動車事故の未然防止に関するサービス提供です。これにより「お客さまや社会の『いつも』を支え、『いざ』をお守りする」という当社のパーパスを果たして参ります。

―今後さらに力を入れる分野は。
デジタル技術と人の力をうまく組み合わせてサービスの品質を高めたいと考えております。従来はお客さまと対面してニーズの聞き取りやリスクのご説明をしていました。対面でのつながりを大切にしながらも、デジタルを活用した接点強化と利便性の向上に取り組みます。例えば、ウェブ上での各種手続きの完結や、アプリで台風の接近状況を確認できるサービスを既に導入しています。
―山陰両県での事業展開の展望を教えてください。
25年1月から、企業の脱炭素経営支援を目的とする「Green 経営スクール」を松江市など5者と共同開催しています。また、企業が従業員と家族の心身の健康を大切にし、働きやすい職場環境を整える「健康経営優良法人」の認定支援や、保険事業を通して蓄積したノウハウを生かした防災・減災に関するソリューションを保険と併せてお届けします。多様化する社会課題に対し、お客さまや社会全体の持続的な成長に貢献できるよう尽力します。


東京海上日動・山陰支店は、お客様や社会の“いつも”を支え、“いざ”をお守りする存在としてお客様や地域に貢献したいという志を持ったメンバーが集う組織です。
自ら考え、発信し、行動すること。あらゆることにアンテナを張り、課題に対して最適な解決策を創り出すこと。それらの挑戦の向こうに人の成長があると考えています。私達は変革に挑むことのできる人材を求めています。
江里口和雅=佐賀県小城(おぎ)市出身(54歳)2024年に現職に就任。
入社して30年強になりますが、北は青森、南は沖縄と様々な地域で営業を経験してきました。
趣味はゴルフと農業ですが、なかなか上達せず鋭意努力中です。魅力溢れる山陰の素晴らしさを県内外に伝えていきます!
