―運営している高齢者福祉施設などの特長を教えてください。
松江市内に大型施設として介護老人保健施設(老健)を2カ所、サービス付き高齢者向け住宅(特定施設入居者生活介護)を2カ所、ケアハウスを1カ所運営するほか、姉妹法人も含めて12事業所を展開しています。介護老人施設最大の特長は入居率が常に100%ということで満室をキープしています。私たちの仕事は「介護であってもサービス業である」という思いで、利用者さまにいかに喜んでいただけるかを考えて日々サービスの質の向上を目指してまいりました。そのかいあって、高い入居率につながっていると思っています。サ高住では、特定施設の許可をいただき、介護力の充実を図り、手厚い介護を実現しています。利用者さまには「人生 これから くすしから」をテーマに日々のイベント行事など毎日楽しく生活していただいています。

―利用者の方に満足いただくために、どのようなことに力を入れていますか。
利用者さまに日々のサークル活動や外出行事、イベントをいかに楽しんでいただけるか、職員が頑張って計画・実行しています。利用者さまのニーズを満たすだけでなく、職員同士のニーズを満たすことも心がけています。サ高住では、人員配置基準を大幅に上回る利用者2人に対して職員1人というゆとりある体制で運営しています。職員が笑顔で利用者さまやその家族と向き合えることがなにより大切です。また、法人内にマタニティーカウンセラーを配置し、女性が安心して出産・育児ができる環境をつくっており、復職率も100%です。利用者さまの幸せはもちろん、職員の人生のサポートに喜びを感じ、全職員が前向きに仕事や人生にチャレンジし、互いに向上し合える関係を築いています。


―今後の展望をお聞かせ下さい。
医療法人社団回春会が松江の地に根を張り、35年になりました。これからもその間に培った経験やノウハウを生かし、愛のある事業展開で、国内有数の高齢県である島根県の介護事業をけん引していく所存です。

当法人は松江市内にて高齢者施設の経営をしております。全職員が高齢者へのリスペクトの気持ちを持ち、数々のイベントを手掛け、日々お客様に楽しんで頂いています。また働く女性の結婚・出産・子育て等のライフイベントに対応できる準備があります。

長谷川裕記=島根県出身(64歳)1993年に現職に就任 座右の銘:不断前進 趣味:サッカー、バスケ、相撲観戦 夢:全国グルメの旅と世界一周旅行