2月に30年目のシーズンが開幕したサッカーの米プロリーグMLSは、来年のワールドカップ(W杯)北中米3カ国大会を追い風に成長著しい。バンクーバーを拠点とするホワイトキャップスで2023年からプレーするGK高丘陽平は、それを肌で実感する日本選手の一人だ。3月16日に29歳の誕生日を迎えた守護神は国際色豊かなリーグの環境でもまれ、代表入りを目指して日々、奮闘している。(共同通信=大島優迪)
▽J1優勝、ベストイレブンから「次のステップ」
高丘が海外を初めて意識したのは横浜FCの育成組織に所属した中学2年の時だ。海外遠征で、強豪パリ・サンジェルマン(フランス)の招待試合に参加した。
「それが一つのきっかけかもしれない。世界はこんなに広いんだっていうか。中2の時は背が低かった...












