染色家として75年にわたって活動し、2024年1月に亡くなった柚木沙弥郎(ゆのき・さみろう)さんの作品を集めた企画展「柚木沙弥郎 永遠のいま」が18日、松江市袖師町の島根県立美術館で始まる。6月16日まで。
柚木さんは1922年、東京出身。戦後、柳宗悦(やなぎ・むねよし)らが提唱した民芸思想に触れ、芹沢銈介(けいすけ)のもとで染色家としての道を歩み始めた。色彩豊かで、のびのびと自由で大胆、ときにユーモラスな染色作品を生み出した。101歳の生涯を閉じるまでの作品の数々や資料など計300点を紹介する。
会期中はさまざまな関連イベントがあり、開幕翌日の19日は音楽家nensow(ネンソウ)さんによる「展示室即興演奏会」(午後2時、同4時の2回、要観覧料)が開かれる。
開館時間は午前10時~日没後30分。火曜休館(4月29日、5月6日は開館)。観覧料(コレクション展セット)は前売りが一般1100円、大学生800円、小中高生400円=オンライン、ローソン各店で販売=など。
問い合わせは島根県立美術館、電話0852(55)4700。













