岡山県に生まれ、広島県で育ったノンフィクション作家の江刺昭子(83)=横浜市=が郷土の作家、大田洋子(1903~63年)の「屍(しかばね)の街」に出会ったのは、広島市の舟入高1年の時だ。

 文化祭の発表のために読み、広島市中区基...