完成したイラストの入ったバスを喜ぶ生徒たち=浜田市黒川町、浜田高校
完成したイラストの入ったバスを喜ぶ生徒たち=浜田市黒川町、浜田高校

 今夏の全国高校総体(インターハイ)で浜田市が会場になる体操競技大会をPRしようと、浜田高校の生徒が路線バスのイラスト広告を作製し、このほど、校内で披露された。躍動感あふれる絵にメッセージを添え、地元の機運を高め、選手にエールを送る。

 イラストは美術部3年の日高沙知さん(17)が手がけた。床や鉄棒の選手を描き、それぞれの個性を発揮できるようにとの思いを込めて、虹色のラインを入れた。書道部2年の柴村さくらさん(16)が生徒有志による発案の「がんばっちゃんさい体操健児!」の応援メッセージを楷書で力強く表現した。

 イラストは石見交通の路線バス1台に掲げる。印刷したシートの縦70センチ、横120センチを後部、縦55センチ、横330~350センチを左右両側面に貼り付けた。広告費用は島根県が負担した。

 体操競技部3年の三明匠史(なるふみ)主将(17)は「同級生が手がけた作品を見て力をもらった。インターハイに出ていい結果を残したい」と意気込んだ。

 大会は8月2~5日、浜田市黒川町の島根県立体育館で開催する。バスは同5日まで浜田市と益田市内を走るほか、6月から江津市や川本町内を運行する。(宮廻裕樹)