出雲市多伎町口田儀の多伎文化伝習館で19日、「春の山野草と多肉植物展」が始まる。18日は大田・出雲両市の愛好者が丹精込めて育てた約150点を持ち込み、展示の準備をした。21日まで。
同館が個人や団体の出品を募って開く毎年恒例の展示会で、今回は大田市内の愛好者でつくる久手山野草会のメンバー6人のほか、出雲や大田の個人3人が出品した。
山野草では葉先が紫でかわいらしいサクラソウや赤や緑の色が目を引くゴシキドクダミ、大きな緑の葉が特徴のハッカクレンなどがが並ぶ。
多肉植物は葉先がピンク色の「高砂の翁」やティーカップに植えた透明感のあるハオルチアなど、ぷっくりとした葉が愛らしい。
自作の器に植えた多肉植物などを出品した岡田美智子さん(65)=大田市久手町=は「器によって雰囲気が違い、寄せ植えにするとボリューム感が出てくる。それぞれの美しさを見てもらいたい」と呼びかけた。
午前10時~午後4時。入場無料。 (黒沢悠太)