妊婦が埋葬されてから出産し、幽霊となって飴(あめ)などを買い求めてその子を育てる話は、民話の世界では「子育て幽霊」と呼ばれ、東北から沖縄まで、ほとんどの都道府県に分布します。江戸時代には、寺院が子を育てる母の幽霊の絵を用いて追善供養や安産祈願などの儀礼を行い、仏法が説かれま...
セツの聞かせた物語~八雲の名著でたどる足跡~(4)子育て幽霊 時空超える母子愛の尊さ〈文・小泉凡/写真・高嶋敏展〉
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