歌劇「フィガロの結婚」の演目を歌う松江プラバ少年少女合唱隊の高校生=松江市玉湯町大谷、TERRACE OODANI
歌劇「フィガロの結婚」の演目を歌う松江プラバ少年少女合唱隊の高校生=松江市玉湯町大谷、TERRACE OODANI

 松江市玉湯町大谷の旧大谷小学校に保管されている「ノヴィー」と1月に納入された「ホリー」のチェコ製ピアノ2台を知ってもらおうとこのほど、コンサートがあった。小学生から大学生が出演し、近隣住民ら約180人を優しく響く音色で楽しませた。

 会場は同校の講堂を活用したTERRACE OODANI(テラス・オオダニ)。宍道小学校合唱クラブによる春の歌メドレーで始まった。湖東中や浜田高校などの生徒や大学生がフルート、バイオリン、ピアノ、トランペットでビバルディやショパンの曲を奏でた。

 松江プラバ少年少女合唱隊は高校生5人が出演し、歌劇「フィガロの結婚」から抜粋した演目を披露した。ピアノ伴奏に合わせて豊かな表情や歌声で来場者を魅了した。

 主催したNPO法人松江サードプレイス研究会ノヴィープロジェクトの加藤幹雄代表は「若い人たちの演奏が会場に広がって、新しい雰囲気をつくることができた」と振り返った。(井上雅子)