茶会での流れを確認する茶道裏千家淡交会石見支部の会員=浜田市殿町、浜田城資料館
茶会での流れを確認する茶道裏千家淡交会石見支部の会員=浜田市殿町、浜田城資料館

 浜田市殿町の浜田城資料館で2日、茶道裏千家淡交会石見支部の会員が、3、4の両日に開く恒例の茶会を前に、来場者を迎える茶席の準備をした。

 端午の節句にちなみ、かぶとの形をした釜や掛け軸を用意し、旬のアヤメの花を飾り付けた。茶と菓子を出す際の流れを会員同士で確認し合った。茶のたて方を学んで実際に味わえるコーナーも設けた。

 茶会は浜田藩開府400年の2019年に始め、昨年は2日間で約300人が訪れた。同支部は浜田と益田両市を中心に160人の愛好家が所属する。平野久美子幹事長(66)は「外の若葉を見ながら一服を楽しんでほしい」と来場を呼びかけた。

 両日とも午前10時~午後3時。菓子付きで大人300円。高校生以下100円。資料館への入館は無料。(宮廻裕樹)