トランプ米政権の迷走と混乱が止まらない。就任3カ月でウクライナの戦争は敵味方がねじれ、同盟関係は揺らぎ、貿易は変調を来した。フランスの歴史人口学者・家族人類学者エマニュエル・トッドさんが超大国の行く末について語った。(聞き手・構成は共同通信編集委員 軍司泰史)

 トランプ政権というのは、米国における真の革命であり、同時にその病理の表れだと考えている。米国の内部崩壊の一つ...