2022年に告知を受け、その後ステージ4に進行したがんと共に生きる京都大名誉教授の鎌田東二さんが新著「日本人の死生観」(1・2、作品社)を刊行した。鎌田さんと親交があり、著書「自分とか、ないから。」が話題のしんめいPさんが、自らの死を見つめる宗教学者に話を聞いた。

 

「ほんとうのたべもの」食べられるか

 

 〈病状は?〉

 順調に悪化している。脳に転移し、パソコンで文...