明治と連携して開発したクラフトビールを紹介する山口厳雄工場長=江津市桜江町長谷、石見麦酒醸造所
明治と連携して開発したクラフトビールを紹介する山口厳雄工場長=江津市桜江町長谷、石見麦酒醸造所

 乳製品大手の明治(東京都)と連携し、地ビール醸造販売の石見麦酒(江津市桜江町長谷)がチーズと合うクラフトビール2種を開発した。小ロットで製造できる強みを生かし、消費者の声を取り入れて完成させた。島根、広島両県のスーパー計20店で24日、販売を開始した。

 明治が自社商品の「明治北海道十勝スマートチーズ」に合うクラフトビールとして企画。最低醸造量50リットルから対応可能で、味の調整などに細かく対応できる石見麦酒に白羽の矢が立った。地元食材を生かした商品開発で地域貢献している点も評価されたという。

 昨年10月に準備を開始し、石見麦酒がホップの種類を変えて複数の試作を用意。同スマートチーズの愛好者がブレンドし、味や香りを吟味した。チーズのチェダーブレンド味にはパパイアを感じさせるフルーティーな香りと自然な苦みを合わせ、パルメザンブレンド味は白ワインを思わせる味わいに仕上げた。アルコール度数6%で、希望小売価格は330ミリリットル瓶入り税別600円。月2千本を生産する。

 島根県西部のスーパー「キヌヤ」などでチーズと並べて陳列され、石見麦酒の通販サイトでは江津市産の豚肉を使った生ハム、豆腐のくん製をセットで販売している。温泉リゾート施設「風の国」レストランでも4月から提供される。

 石見麦酒の山口厳雄工場長(43)は「商品を通じて江津市産食材の魅力も伝えたい」と話した。(村上栄太郎)